2014年1月11日土曜日

発達障害があっても大丈夫。

ちょうど1年くらい前、私は自分がADHDという発達障害を
持っていることを知りました(診断も、うけました)。
 
だけど、、とても心穏やかでいられます。
もちろん、小さい子供が4人もいて、毎日送り迎えばかりだし、
「母ちゃん母ちゃん母ちゃん母ちゃーーーーん!」とうるさいうえに、犬猫もたくさんいて、、
「あぁーーーーっ気が狂いそうーーーー!!」ってことはよくあります。
トイレに逃げ込むこともあります。叫ぶこともあります。怒鳴ることもあります。
子供の言葉にカッとなって、飛び蹴りしたい気持ちを必死で抑えることもあります・・。
 
だけど、気づくと心穏やかに戻ってる。
ほんのちっちゃいことで幸せを感じることが出来る。
(健常の人にとっては当たり前のことかな・・・。)
 
 何でかな・・っと考えました。
 
 
ひとつは、ADHDだから。

 嫌なことがあっても、すぐ忘れちゃう。
いや、覚えてはいても怒りがなくなるというか・・。
今まで「死にたい」と思ったことないと思っていて、
私ってお気楽な性格なんだな、、と思ってましたが、
そうじゃなくて、そういう思いも忘れちゃってるみたいです。
だって嫌なこと、山ほどあったもの。
 
 
もうひとつは、母の存在。

 母はずっと「お前はとっても可愛いよ。」「お前は本当に良い子だよ。」
と育ててくれました(可愛い可愛いと育てられて、私も自分が可愛いんだとばかり
思ってたら、あるとき実は可愛くなかったという現実を知ってショックをうけましたが・・・)。

 兄が1人、弟が3人いたので、毎日喧嘩ばかりしてたし、
怒られてばかりいましたが、それでもそれ以上に褒めて育ててくれました。

 「あんたはダメだね!」なんて母から言われたこと、一度もありません。
 
あるとき、知人(20歳くらい年上)が母と私の様子を見て、
「あなたのお母さんは、あなたを過信してる。」と私に言いました。

そのときは、そんなことを言われてとても驚きましたが、
後から「あぁそうだったんだ・・」と、もの凄く納得しました。
親戚や知人に、子供を褒める話ばかりする母でした。
 
だけど、そんなふうに育ててもらったおかげで、
今の私があるんだな、、と(若いときは色々、たくさん、嫌な思いもしました。
でも30歳過ぎた頃から自分を出せるようになってきて、楽になりました)。
 
 昔の悪事を告白しても「若気の至りっていうのよ。あなたは大丈夫」
と言ってくれる(そう言われることで逆に反省する・・)し、子育てで
自分のいい加減さに嫌気がさして「私、本当にいい加減で・・・・」というと
 
「いい加減は「良い加減」って言うのよ。お前はよくやっているよ」と言ってくれる。
 
 「いい加減は良い加減」
この言葉にどれだけ救われたか分かりません。
 
 今は認知症が進んで、キチンとした話は出来なくなってしまいましたが、
この母に育ててもらったことで、私は救われました。
 
母のおかげで・・自分には自信のない私なのですが、、
でも、心の奥に何て言って良いかわからない
安心感みたいなものがドーンとあるんです。
 
 結婚して、私を褒めてくれる家族はいなくなり、
たまに夫にダメだしされて(こんなに家事の出来ない私に、
ガンガンダメだししない夫も偉いなぁ・・と思うけど)、
自分のダメさ加減に本当ーーーーに嫌になり・・・
あぁ、、いっそ死んでしまいたい・・・とか思ってしまうけど
(子供たち残して絶対に死ねないけど!)、、
それでもまた立ち直ることが出来るのは、本当に母のおかげだと思います。

なので、ADHDじゃないかな・・と思われる次女、
それから長男も全く入ってないわけじゃなさそうなので、、
子供たちにも、心の奥にどーーんと安心感を植え付けてあげたい。

そして、ADHDの子供さんを持つお母さんには、子供さんを
たくさんたくさん褒めて、あなたは大丈夫って言ってあげて欲しいなと思います。
 自分の出来なさ加減は、自分でも痛いほど分かってるんです。

それから・・・
夫と結婚する前に、二人とも自身の発達障害には気づいていませんでしたが、、
アスペルガーとADHDって良い組み合わせみたいです。

 確かに・・なかなか人に素を出せない私なのですが、、
夫にはさらけ出せるし、一緒にいてすっごく楽。おススメです~。。
 
 


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